地域解説(EP2)

EP2での各地の様子です。
GMは自分のシナリオに応じてどの町が人間の領域かを変更しても良いでしょう。
(奪われた重要拠点を奪還するシナリオもできるはずです)

☆人間側の地域

・人と魔の都グランシュタット
・壁の町シュセン
・森と知恵の町ナレッジ
・港町シーリンク
・アズマの首都ミヅホ
・港町ヌオック
・虚空都市ガンダルヴァ
・海底都市ジャンナ


☆浸食された地域

・異形の迷宮
・ファイアフォートレス地方
・スノーホワイト地方
・ギアフォレス地方
・天体観測所


フィルトウィズ世界地図



−人間側の地域−

・人と魔の都グランシュタット

第三魔将ハイペリオンが治めていた地域で、ガンエデン大陸中部に位置する。
現在は魔族側の中心都市となっており、様々な魔族がここで暮らしている。
人間側の種族でも魔族と積極的に協力をしていく考えを持つものは、
グランシュタットで活動している者が多いようだ。
「世界樹」が存在するグランシュタットの陥落はフィルトウィズの滅亡を意味する。

「中央噴水広場」
グランシュタット城下町の中心区画。
町に広がっていた魔将樹と世界樹の根は取り除かれ、繁栄を取り戻しつつある。
エクスプローラーギルドやマーチャントギルドの支部も噴水広場周辺に設立された。

「グランシュタット城」
グランシュタット城はディフェンダーギルドの支部として活用されている。
ブラックナイトやヴァルキリーを中心とした魔族の軍団も、
城の周囲で生活している者が多いようだ。

「魔将樹」
『魔将樹の剣姫』ロジエモールが住まう巨大な樹木。
魔族の住居として開放されている。

「世界樹」
『全ての父祖』ユグドラシルが住まう巨大な樹木。
第三魔将ユグドラシルが浸食者の手に落ちれば、
新たなフィルトウィズの生命全てが浸食者となってしまう。
そのため実質的にフィルトウィズの本拠地となっており、
この世界樹を守ることこそが滅亡を防ぐ手段となる。



・壁の町シュセン

ガンエデン大陸東部のシュセン海峡上に作られた町。
EP2においても「異形の迷宮」から発生する浸食者を食い止める役割をもち、
3大ギルドの中心地でもあるため、グランシュタットと並んで重要拠点の一つとなっている。
防衛の拠点であった影響からか魔族への反発も根強く、
グランシュタットに比べると保守的な町となっているため、魔族の姿を見かけることは稀。




☆シュセンの主な施設


「エクスプローラー(探索者)ギルド」
EP2においても浸食者のはびこるようになったダンジョンから、
危険を冒して素材やアイテムを入手するエクスプローラーは欠かせない存在であり、
エクスプローラーギルドも引き続き重要な役割を担っている。
もちろん、大侵攻においてはエクスプローラーも戦士として町を守ることになる。

「ディフェンダー(防衛者)ギルド」
「大侵攻」からシュセンの街を守ることを主な任務とする者たちのギルド。
その役割は敵が魔族から浸食者に変わっても変わることはない。
3人のギルド長は魔族に対しても寛容な意見を持っているが、
末端においてはまだまだ魔族への反発が強い組織でもある。

「マーチャント(商人)ギルド」
マーチャントギルドは浸食者のもたらした新しいアイテムや、
彼らに対抗し得る装備品の普及などのため、更に忙しい状態が続いている。
エクスプローラーが発見した素材やアイテムも今まで通り買い取ってもらえるだろう。

「鍛冶屋通り」
『屑鉄使い』ザンテツと『聖剣匠』メントールのもたらした技術である、
「特別アタッチメント」が広まっており、鍛冶屋通りの技術力も向上している。
浸食者に対抗するためには彼らの協力が不可欠になるだろう。

「外壁」
シュセンの外壁は「異形の迷宮」から湧き出る浸食者を食い止めるために、
引き続き非常に重要な役割を果たしている。

「私立グレートウォール学院」
優秀な人材を育成するために「消失の日」以降に設立された新しい学校。
種族や年齢の制限がなく、魔族すらも受け入れている。
シュセンでは迫害を受けがちな魔族だが、学院内では比較的平穏に暮らしている。

 

・森と知恵の町ナレッジ

ガンエデン大陸東部の、深い森の中にある町。
ナレッジは牧歌的な性格の者が多いせいか、魔族も比較的受け入れられている。
特にオウルセージやセルキーなどは元からいたかのように順応しているようだ。


☆ナレッジの主な施設

「プレコグの宿屋」
プレコグの宿屋は以前のようにエクスプローラーギルドとしての役割を持ちつつも、
旧プロジェクトFWの生き残りたちが集まる社交場にもなっているようだ。
その特性上「真実を知る者」が多く、現実世界に関する噂も集まっている。

「叡智の森」
叡智の森は浸食者による攻撃を免れており、
相変わらず静かにその姿を絶え間なく変化させている。
浸食者に関する決定的な情報があるのかもしれないのだが・・・?

「イレブンマート」
ナレッジで暮らす魔族が増えたため、この施設もますます忙しくなっている。
どうやらマーチャントギルドの支部としても使われるようになったようだ。




・港町シーリンク

ガンエデン大陸東端に存在する白亜の港町。
ギアに関する研究を行う魔族の多くが「シーリンク汚染地区」に流れ込み、
相変わらず怪しい研究を続けているようだ。
また、実力主義の傭兵団は魔族にとって都合が良いらしく、
腕に覚えのある流れの魔族がやってくることもある。


☆シーリンクの主な施設

「港通り」
船の出入りする桟橋の根本部分にある、シーリンクで一番活気のある区域。
アズマの名産物やナレッジの農産物などが集まり、数多くの露店が開かれている。
各種ギルドのシーリンク支部の所在地もこの区域である。

「魔道工学研究所」
「シーリンク汚染地区」に存在する、巨大な研究所兼工場。
相変わらず毎日のようにトラブルが発生しており、エクスプローラーギルドには、
この研究所で起こった問題を解決する依頼が頻繁に舞い込んでいる。
トラブルメーカーではあるのだが、この研究所で生まれた技術が、
浸食者に対抗する決定的な手段となることもあるとかないとか・・・

「リザード傭兵団本部」
金銭で戦いを請け負う、リザード傭兵団の本部。
セルキーやベルセルクなどの魔族も傭兵として積極的に受け入れている。



・アズマの首都ミヅホ

アズマの国の首都ミヅホは元々雑多な文化が混ざった地であり、
「大侵攻」による被害もガンエデン大陸ほど大きくなかったことから、
魔族もある程度は受け入れられているようだ。

モノノケと呼ばれる魔獣が浸食によって独自の進化を遂げたため、
その対応には非常に苦心しており、ブギョーショは常に対応に追われている。


☆ミヅホの主な施設

「ブギョーショ」
ディフェンダーギルドのミヅホ支部であるブギョーショには、
新たにヤシャなどの刀を好む魔族が入隊している。
猫の手も借りたいブギョーショにとっては、
腕の立つ者であれば魔族であっても歓迎という立場をとっている。

「サクラ通り」
アズマの中心部となっている、年中桜吹雪の舞い散る大通り。
元々ごった返していた地区ではあるが、魔族が闊歩し始めたことにより、
さらにトラブルが絶えない地区となっている。

「カラクリ島」
ミヅホの町から船で沖合に出ると「カラクリ島」と呼ばれる島がある。
彼らは浸食者もどこ吹く風、といった具合に勝手に研究を続けているが、
彼らの中からも高い志をもち、カラクリを役立てようとする者が散見されるようになった。

「アヤカシ塚」
ミヅホの町から北東に向かうと「アヤカシ塚」と呼ばれる危険地帯が存在する。
浸食者の襲来からさらに危険な区域と化しており、
「大侵攻」においては高い確率で浸食腔が出現する。




・港町ヌオック

アズマの国で唯一の港町。比較的小さな拠点ではあるのだが、
宣伝の甲斐あってかエクスプローラーが集まるようになっているため、
大侵攻でも彼らの義勇軍を中心としてなんとか守り抜いているようだ。


☆ヌオックの主な施設

「ヌオック熱帯雨林」
ヌオックの町から北東に進むと、広大な熱帯雨林が広がっている。
魔獣も浸食の影響で凶暴化しているが、その分入手できるアイテムも強力になっている。
腕に覚えのあるエクスプローラーが魔獣狩りにはるばるやってくることも多い。

「古代遺跡」
熱帯雨林の内部には独自の雰囲気を持つ古代遺跡が稀に発見される。
この内部には強力な守護者と目も眩むような財宝が待ち受けている・・・
とまことしやかに囁かれている。しかし、それらの古代遺跡にも
浸食者が棲みつくようになってしまった。



・虚空都市ガンダルヴァ

アズマの北部「ホウライ山」の大風穴から降りていくことのできる地下世界。
その構造上守りに適した町であり、もともと町に滞在していたディフェンダーや、
戦闘力に優れたケイヴウォーカーやグラント達が死守している。


☆ガンダルヴァの主な施設

「ガンダルヴァ宮殿」
ガンダルヴァの富裕層が住む華美な宮殿だったが、
現在は一般開放されておりマーチャントギルドの支部として使用されている。

「ステーション」
アカシックホイールが多数出入り可能なように設計された建造物。
この建造物を中心として、有望な鉱脈やミヅホに直通の地下路線が整備されている。

「星間ステーション」
ガンダルヴァ宮殿のさらに地下から向かうことのできる、
ガンダルヴァと「天体観測所」を繋ぐ星間ギア船の発着所。
しかし「天体観測所」は極めて危険な状態であり、実質的には運航休止中。

「大水晶鉱山」
ガンダルヴァ外壁部にある無数の穴から向かうことができる鉱脈。
鉱山の奥深くには強力な浸食者が巣食っているが、
「大水晶鉱山」から発掘される鉱石は浸食者との戦いには欠かせないものであり、
ケイヴウォーカーやグラントたちが命をかけて発掘を行っている。



・海底都市ジャンナ

専用の潜水球でのみ出入りする事ができる海底の町であったが、
実際には第六魔将バロールによって作られた、対浸食者用の拠点で、
ジャンナに住む人々「兄弟」達は浸食者に対抗するために肉体を変貌させている。
1度目の「大浸食」からは人類の重要拠点として様々な種族が生活しているが、
第六魔将バロールによって作られたという経緯からか、魔族のほうに好まれているようだ。

人間と魔族の同盟を結成した「ジャンナ同盟」の締結された地として、
グランシュタットの奪還後も重要拠点として兵器開発などを行っている。


☆ジャンナの主な施設

「潜水球乗り場」

以前は地上とジャンナを繋ぐ手段はたった1つの潜水球のみであったが、
現在は潜水球も増設され、浮上中の攻撃にも耐えられるように武装が取り付けられている。
これらの製造にあたっては船舶の製造に長けた第二師団と第六師団の魔族が活躍したようだ。


「ジャンナ生活区」
地上から多くの人々が避難したジャンナでは居住スペースが致命的に不足しており、
住宅の手荒な増改築が行われ、ジャハンナム研究所なども一般開放された。
それでも完全に解消とはいかず、大量の路上生活者が生まれ、
そのことが避難者たちの不満を増大させている。

「生命工学研究所ジャハンナム」
広大な研究所にはいくらか空き部屋があり、
深刻な居住スペース不足に対応するため一般開放された。
しかし寝泊まりする場所は廃病院のようなベッドや試験管の中などで、
お世辞にも快適とは言えない状態。
また、人間の中から志願者を集め肉体の改造も行われている。
(そちらのほうがメインの役割である)



−浸食された地域−


・異形の迷宮


膨大な数の浸食者が蠢く狂気の迷宮。
あまりに広く深いため、どこまで迷宮が続いているかも定かではない。
浸食者の来訪と同時に「夢幻の迷宮」が姿を変えたもので、

迷宮からは定期的に浸食者が溢れ出すため、
シュセンからは常に監視のディフェンダーが出向いている。

危険ではあるが今まで見たこともないようなアイテムが手に入ることもあり、
果敢に迷宮に挑戦するエクスプローラーもなお後を絶たない。
以前使用できていた「生命保険証」は効果を成さなくなっているため注意が必要。



・ファイアフォートレス地方

第四魔将イグニスが治めるガンエデン大陸南部の地。
現在は浸食者が占拠しており、放棄されている。
戦況が悪化すると第四神将ハールートが出現する。



・スノーホワイト地方

第四魔将デスが治める、ガンエデン大陸北部に広がる永久凍土。
現在は浸食者が占拠しており、放棄されている。
戦況が悪化すると第四神将マールートが出現する。



・ギアフォレス地方

第六魔将バロールが治める、「魔道都市ギアフォレス」の跡地。
現在は浸食者が占拠しており、放棄されている。
戦況が悪化すると第六神将メタトロンが出現する。



・天体観測所

第七魔将ザバーニーヤが治める、空に浮かんだ島。
現在は浸食者が占拠しており、放棄されている。
浸食者は「新しき星」から飛来するという噂もあるが・・・?
戦況が悪化すると第七神将イスラフェルが出現する。

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