新共通特技と魔族クラス

魔族専用の職業とEP2で新たに使用可能になる共通特技についての解説です。
EP1のシナリオであれば人間と魔族が共闘する状況はほぼないはずで、
魔族同士のみでキャンペーンを行うか、敵の固有NPCを作成する際に使用します。

ただし、公式ストーリーEP2以降では魔族のPCを作成可能になります。
彼らの力は「浸食者」を打ち破る助けになることでしょう。
魔族クラスはEP1の亜人クラスのように、メインクラスにのみ設定可能です。
もちろん、CL15以上になればマスタークラスも選択可能です。

なお、魔族は全て「対話成長型NPC」です。
よって「真実を知る者」は存在しません。




・新共通特技

名称:【フィルトウィズの護り】
使用:支援ターン  判定:なし  疲労:なし
射程:100  最大:1  CT:シナリオ終了
効果:この特技を習得する必要はなく、全ての「真実を知る者」が使用可能。
第六魔将バロールが開発した、セフィロトの浸食を防ぐ防御プログラムを展開する。
対象1体のフォーチュンを1点回復する。



名称:【セフィロトの誘い】
使用:支援ターン  判定:なし  疲労:なし
射程:自分  最大:1  CT:シナリオ終了
効果:この特技を習得する必要はなく、全ての「対話成長型NPC」が使用可能。
セフィロトの浸食をあえて受け入れ、自らをパワーアップさせる危険な技。
戦闘終了まであらゆる判定に「現在の浸食度」分のボーナスを得て、
次に使用する【特技】の致傷力(〔HP〕回復量)に1度だけ「現在の浸食度×10」のボーナスを得る。
ただし戦闘終了直後に[意志−戦闘終了時の浸食度]で判定を行い、
失敗するとそのキャラクターの肉体は消滅して完全に失われる。



名称:【帰還の手】
使用:特殊  判定:なし  疲労:なし
射程:100  最大:1  CT:シナリオ終了
効果:この特技を習得する必要はなく、全てのキャラクターが使用可能。
【セフィロトの誘い】の[意志]判定に失敗した自分以外の対象1体の浸食を、
自らも引き受けて浸食者への変化を止める。
浸食を受け入れた反動により、使用者はランダムな[主能力]が1点減少する。
減少する[主能力]は1Dを振って決定する。

1:体力 2:敏捷 3:感覚 4:知力 5:意志 6:使用者が任意で決定



・魔族クラス一覧

「ブラックナイト」
漆黒の甲冑に身をまとう、攻防優れた魔族のエリート騎士。
魔族の前衛としては最もポピュラーなクラスで、どんな構成でも力を発揮する。

ウォリアーとガーディアンの特技が習得できるうえ、
専用の特技でさらにその長所を伸ばすことが可能な、頼もしいクラスです。
パーティー内での役割と持たせたい技を吟味して、効率よく特技を習得していきましょう。

 

「ヴァルキリー」
翼で天空を翔ける、魔族の女性騎士。
飛行能力を持ち魔法が習得できるため、中衛としての立ち回りが可能。

武器の扱いが得意で魔法もこなし、飛行能力までもつ万能戦士です。
特に彼女達が真価を発揮するのは公式ストーリーEP2の「浸食者」との戦いで、
仲間に勇気を与え、死者のデータ収集能力を持つ彼女たちの力は心強い助けになるでしょう。



「ヤシャ」
4本の腕を持ち、鬼の仮面を身に着けた魔族。
4本の腕を駆使した攻撃は、成長すれば常識を覆す火力を発揮する。

他の能力を重視せず攻撃に特化した、かなり尖ったクラスです。
戦士系としてはやや非力なため重い装備を使用することが難しいですが、
トップクラスのアタッカーになることができるでしょう。



「サーバント」
上位の魔族に仕える黒ずくめのメイド達。様々な魔法を習得するだけでなく、
割り込みで使用可能な補助系の技を数多く持ち、仲間の支援が得意。

他のキャラクターの活躍を際立たせる能力を数多く持つクラスです。
判定のダイスを振る直前に使用する技が多いため、中級者以上向けでしょう。
銃や鞭も使用可能で、武器をもっての戦闘も不可能ではありません。



「スターゲイザー」
複雑な機械弓を所持する星の魔女。「天体観測所」の所員でもある彼女達は、
クロスボウの名手であり魔法もかなりのレベルで使いこなすことが可能。

弓と魔法を得意としており、後衛としては非常に使いやすいクラスです。
また観測者として優れた資質をもつため、エネミーのデータを判明させるのも得意です。
独特な効果をもつ【プラネタリウム】により、テクニカルな戦闘も可能になります。



「オウルセージ」
上位魔族の参謀役として同行する、眼鏡をかけた機械仕掛けの梟。
機先を制し戦場を操作する能力に長け、上空から戦場を支配する。

ワイズマンとタオシーの技を併せ持ち、見た目よりなかなかタフです。
「陣」と「結界術」を併用できるため、後衛型としては申し分ない活躍が可能です。
ただし非力で装備面の融通がききにくく、盾が装備できない点は特に注意が必要です。



「ゴースト」
第二魔将グレイヴディガーに絶対の忠誠を誓う、死の世界の貴族達。
その最大の特徴は幽体の身体で、通常の武器攻撃を大きく軽減可能。

物理攻撃に対してきわめて強く、「パリイ」が得意な壁役として活躍が可能です。
一部の呪術も使用可能ですが、武器に特化するだけでも十分な働きを見せてくれるでしょう。
ただしアンデッドゆえに一部の攻撃にとことん弱いという欠点もあります。



「マッドクラウン」
封印された第五魔将に仕えていた流浪の魔族。
トリックスター的な役割を持つ道化師で、運任せの技を多くもつ。

当たるも八卦、当たらぬも八卦のクラスで安定した運用はやや難しいでしょう。
しかし、マスタークラス「フォーチュンテラー」とのシナジーが強く、
ナイフを使用すればアタッカーになることもできます。けして弱くはありません。



「セルキー」
寒冷地に適応した、アザラシなどの被り物を身に着けている魔族。
水中戦と氷の魔法を得意としており、得意な状況に引きずり込んで戦う。

戦場全域を「水中」にしてしまう特技が使用可能で、
コンセプトをもって運用すると恐ろしいまでの強さを発揮します。
特にそこまで考えなくても槍や魔法を活用して十分な活躍ができるでしょう。



「マナート」
生死と炎をつかさどり、体の一部に蛇のような特性を持つ魔族。
舞うような戦闘方法と炎の魔法を得意とする。

アタッカーとして高い資質を持っており、格闘と魔法のどちらでも力を発揮します。
また回復系の魔法にも高い適正をもっており、
死者蘇生の魔法【リザレクション】すら使用できる貴重なクラスです。

 

「リッチ」
究極の魔法を求めるあまり道を踏み外し、アンデッド人形となったソーサルギア。
魔法に関しては他の追随を許さない能力をもつ。第二魔将グレイヴディガーには絶対服従。

知力の高さを生かして魔法と呪術を中心に戦うのが王道ですが、
無茶をすれば武器で戦闘をさせても結構なポテンシャルを発揮します。 
アンデッドゆえの欠点と、【魔法】使用時に〔HP〕も消費する点は注意が必要です。



「ベルセルク」
獣の皮をかぶり、何も考えずに武器を振り回す獣人。
その猪突猛進ぶりととんでもない腕力は、他の魔族からも恐れられるほど。

体力では他の魔族クラスを許さない前衛型アタッカーです。
常に全力攻撃というキツい欠点もありますが、それを補えるだけのメリットもあります。
知力の低さだけはどうしようもないので、あきらめが肝心でしょう。



「カロン」
第二魔将グレイヴディガー配下の、かなり地味な冥界の渡し守。
しかし大幅なイメージチェンジを行い、魔族の海軍として生まれ変わった。

アタッカー兼サポーターとして安定した活躍が可能なクラスです。
パイレーツやセルキーなど相性のいいクラスが多く、
【援軍要請】で仲間のアンデッドを呼べるのは大きなメリットです。



「ゴーレム」
第六魔将バロールによって作られた、心を持った異形の兵器。
並外れたパワーと優れた耐久力を持つ巨壁。

アタッカーとしても活躍可能ですが、仲間を守ることで真価を発揮します。
「☆眠り」「☆麻痺」に耐性を持ち、ダメージ軽減能力にも優れているため、
パーティーの守護神としての活躍が期待できるでしょう。

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