フィルトウィズの世界

世界設定の中でも、フィルトウィズの根幹を成す重要なものを集めました。


☆目次

・フィルトウィズ
・世界の形状
・敵対する存在
・3大ギルドとワンダラー
・管理カード
・消失の日
・大侵攻
・安息の日
・カベノナカとカベノソト
・ダンジョン
・黄金のドラコニアン
・裏切り者
・フィルトウィズフォーチュン
・新しき星




・フィルトウィズ

欠け落ちた世界「フィルトウィズ」。
3年前に全ての英雄が消えてから人は魔族に追い詰められて生きている。
英雄達が使っていた技術を模倣し、英雄達が忘れていった道具を模倣し
英雄達には決して届かぬ小さな力で、それでも明日を守るために。

体感型MMORPG「フィルトウィズ」にようこそ!
満たされた世界フィルトウィズ・・・冒険 恋 安らぎ ここにはすべてがあります。
冒険の日々を過ごしてみるのも、色々なものを生産してみるのも、
気の合う仲間と恋におちるのもよいでしょう。すべてをその体で感じてください!

フィルトウィズのNPCには高度な「対話成長型AI」が搭載されており、
本当の人間と変わらないように会話も可能です。
彼らもまたこの世界を生きているのです。



・世界の形状

様々な気候を持つ「ガンエデン大陸」が主な冒険の舞台となる。
東側が小さく西側が大きい瓢箪型の大陸で、
現在の人間側の領土は東側の狭い部分のみとなっている。

東の海上には「アズマの国」と呼ばれる島国があり、独自の文化を持つ。
アズマの国は魔族が少ないが、モノノケと呼ばれる特殊な魔獣が多く存在する。




・敵対する存在

フィルトウィズに存在する、主な脅威となる敵は以下の5種類に大別される。

魔物:あまり知能は高くない敵方の雑兵。基本的に魔族には絶対服従。
魔族:知能があり、大抵の場合魔物を従えているか、魔族同士で行動している。
魔将:現在7人の魔将が確認されており、魔族達のリーダー的存在となっている。
魔獣:巨大な獣や化物の総称。会話や交渉は不可能で、魔族を襲うこともある。
霊獣:魔獣と似ているが、人語を理解し交渉が可能なものをこう呼ぶ。

恐るべき魔族や魔獣達が貴方の戦う敵となります!
レベルが低いうちは弱い魔物を相手にするといいでしょう。
もし貴方に高いクラスレベルが備わり、共に戦う仲間がいるなら
魔族達のリーダーである魔将に挑戦してみましょう!

 

・3大ギルドとワンダラー

フィルトウィズには「エクスプローラー」「ディフェンダー」「マーチャント」の
3つのギルド(協会)があり、人間側のキャラクターのほぼ全員が
このギルドのうちのいずれかに所属しています。
(一匹狼を気取ることも可能ですが、メリットはあまりありません)
決め事はエクスプローラー、ディフェンダー、マーチャントの代表の合議制で行われます。

・ワンダラー(冒険者)

それは異界からの旅人達。凄まじい力と可能性を秘めた人々。
英雄と呼ばれていたが「消失の日」以来誰一人としてこの世界に帰ってきていない。

・エクスプローラー(探索者)
町を出て資源発掘、ダンジョン探索と調査、魔物退治等の仕事を請け負う人々。
冒険に必要な道具、日々の生活を送るための最低限の食事、寝床の提供等の支援がある。
ただし、モンスターの討伐成果や資源の入手をギルドへ報告する義務があり、
達成できない場合はギルドを脱退させられることになる。
(とはいえノルマは大きくはない。最低限の修練を積めば十分可能)

これらは「消失の日」以前にワンダラー達が行っていたことであるため、
大幅に能力の劣るエクスプローラーにとっては命がけである。
特にGMが定めなければ、PCはこのエクスプローラーとなる。

・ディフェンダー(防衛者)
「大侵攻」の時に最前線で壁を守り続けるギルド。
町の治安維持も担当しており、犯罪者などへの対応もこのギルドが行っている。
エクスプローラーと比べて強者が多いが「大侵攻」で最前線に立つため死傷者も多い。
エクスプローラーと同じ特権を持つが、エクスプローラーもディフェンダーも、
下記のマーチャントよりも身分が上というわけではない。

エクスプローラーギルドとは強固な協力体制をとっており、
エクスプローラーに一時的に犯罪者を取り締まる権限を与えることもある。

・マーチャント(商人)
生産業や販売業を営み、生活している人々。
ディフェンダーやエクスプローラーも比べると戦闘力には劣り、
特別な待遇などは得られないが身分が低いわけではない。
エクスプローラーが資源やアイテムを得て、
ディフェンダーがそれらの物を活用することで町を守り、
マーチャントが戦いに必要な物資を生産するという互助関係にある。


「ワンダラー」とはこのゲームのプレイヤーである貴方達の事です!
町の住民達と比べて遥かに強い力を持つ貴方達は様々なことができます!
この世界で自由に生きてみてください。もちろん、他人に迷惑をかける行為はいけませんよ!




「とりあえずPCは『エクスプローラーギルド』に所属しておけば間違いはないにゃ!
 ギルドに行けば色々とエクスプローラーへの依頼を受けることができるのにゃ!」


 

・管理カード

フィルトウィズの住民が所持する、様々な情報を管理するカード。
ガラス板の画面に映像が表示され指で触って操作できる。
現在の状態を管理してあり、他の仲間と連動させておくと仲間の状態も確認できるようになる。
個人情報なども書かれているが、これは他の人物には見れなくなっている。
所持するGP(ゴールドポイント。通貨)もこのカードで管理されており、
他のキャラクターにGPを送金する事も可能。

管理カードは「気が付いたら持っている」ものであり、その存在について疑問を抱く者はいない。
この管理カードが壊れたり奪われたりすることは絶対にない。
なお、正式名称は「ユグドラデバイス」である。

ゲーム内の情報は管理カードを通じて確認可能です。
GMコールや課金にも使用可能で、簡単なデータ検索機能も搭載しています。
現在のHP、FP、状態変化、クラスレベルなどは全てこれで確認可能です!

 

・消失の日

突如英雄達(ワンダラー)が帰ってこなくなった、最後の「安息の日」。
それ以来英雄の姿を見たものは居ない。


誠に申し訳ありませんが体感型MMORPG
「Filled With」はサービスを終了する事となりました。
これまでのご愛顧、誠にありがとうございました。



・大侵攻

半年に1度、魔族側から丸々2日間に渡る大規模な侵攻が行われる。
侵攻を行う魔将によって攻めてくる魔族の構成は毎回異なり、
その魔将は、魔将達のリーダー格「ラダマンティス」が決めていると噂されている。
人間の防衛線はわずか3年で現在の規模まで後退させられたが、
シュセンの街を拠点に全戦力を注ぎこむようになってからは、辛うじて魔族の侵攻を防いでいる。

ワンダラーがいた頃は魔将本人が侵攻に参加することもあったが、
「消失の日」以降、魔将本人が「大侵攻」に参加する姿は確認されていない。

この世界では2週間ごとに魔族による「大侵攻」が行われます!
この大侵攻は4時間(ゲーム内では2日間)にも及ぶ戦いです!
忙しい方は短期間での参加も可能ですので、交代しつつ協力して切り抜けていきましょう。
このスリリングなイベント「大侵攻」の防衛軍に、是非参加してみて下さい!




「『大侵攻』はシナリオの山場になることが多いと思うにゃー。
 かなり絶望的な戦いになるかもしれないけど、絶対にあきらめたらダメだにゃ!」




・安息の日

大侵攻の次の日、全ての魔族が全く活動を行わなくなる日を「安息の日」と呼ぶ。
英雄達が存在していたころも、この日だけは英雄の姿を見ることはなかった。
この日の朝全ての死体が消えて、この日の夜地震と共にダンジョンが姿を変える。
ダンジョンの構造が変わるのはラダマンティスの仕業ではないかと言われている。
「消失の日」の以前には、まれに「安息の日」何日も続くことがあったがその理由は不明。

現在定期メンテナンス中につきログインできません、ご了承ください。
また、アップデートなどでメンテナンスが延長されることがありますので、
ご理解、ご協力をよろしくお願い致します。




「『安息の日』は『大侵攻』の犠牲者を悼む日でもあるのです。
 『安息の日』は年に2回あって、そのうち1回は年明けと共にやってくるのですよ」


 

・カベノナカとカベノソト

英雄達が消えてから人間側は戦線を引き下げ、
最も陸地の幅が狭くなった場所に存在する町「シュセン」に、
長城を築き戦うことを余儀なくされる。この長城は通称「壁」と言われている。
現在では人の住むことの出来る最前線の壁の内側を「カベノナカ」
魔族に支配されたエリアを「カベノソト」と呼んでいる。

プレイヤーが消えてからNPC達は相当に成長し戦術というものを理解している。
元から住んでいた場所を捨て、護るべき範囲を狭めて
戦力を集中し確実な防衛に充填を置いているのだ。
これらは一度も入力した覚えのないAIの戦術プログラムである。

彼らが人間同様に学習・成長するとすれば、我々とAIの違いとは一体なんなのか?



「『カベノソト』に出ると危険な場所だらけで、いつ魔族に襲われても文句は言えないのです。
 あまり冒険になれていないうちは『カベノナカ』で冒険することをお勧めするのです」


「『カベノソト』でも『夢幻の迷宮』まではそこそこ安全なので、そこまでなら行ってもいいと思うにゃ」



・ダンジョン

世界中の各地にダンジョンは点在し、「安息の日」毎に構造が変化している。
定期的に魔物や魔族、そして宝箱等が生まれるがその原因は不明。

固定ダンジョン以外のランダムダンジョンはメンテナンス毎にダンジョン構造が変化します。
ダンジョンは自動的に生成され、手軽で快適なパーティープレイを楽しむことができます!
新しく生成されたダンジョンの位置と難易度は、管理カードで検索を行えば確認可能です。



「GMは自分の好きな場所に好きなダンジョンを作って良い、ということですにゃ!」

 

・黄金のドラコニアン

龍頭の種族「ドラコニアン」はフィルトウィズの人間側では最も強力な力を持つ種族である。
特に黄金の鱗を持つドラコニアンは特別な存在で、大抵の魔族は問題にしないほどの高い能力を持つ。
彼らは魔族だけでなく無法を働くワンダラーも即座に鎮圧し、フィルトウィズの秩序を護っていた。
しかし「消失の日」以来、黄金のドラコニアンもその姿を見せることもなくなった。
「消失の日」後に目撃したという噂もあるが、果たして真実なのか噂に過ぎないのか・・・?

黄金の鱗を持つドラコニアンはGM(運営)の操作キャラとなります。
ゲーム内で何か問題が発生した場合はGMコールを行って下さい!
速やかな解決をお約束します!




「『消失の日』以前は悪いことをしたらすぐに『黄金のドラコニアン』に捕まったのです。
 今はディフェンダー(防衛者)ギルドが頑張ってるようだけど、さすがに彼らには遠く及ばないのです・・・
 でも『黄金のドラコニアン』がいないからといって悪いことをしちゃだめなのですよ☆」


(いっつもイタズラで人を騙して喜んでるリーアには言われたくないんだけどにゃー)



・裏切り者

強い負の感情を持ち続けた人間(と人間側の異種族)は
「魔将が囁きかけ」て自ら「カベノソト」に赴き、魔族へと変貌してしまう。
こうして魔族に変貌した者は「裏切り者」と呼ばれ、
こうなってしまっては救う術はなく、倒してしまうしかないとされる。

対話成長型NPCはその成長の多様性の弊害として、
悪意をもったキャラクターとして成長してしまうことがあります。
そのようなキャラクターは魔族にしてしまい、プレイヤーの討伐対象にすることで
「大侵攻」時以外に街中で敵対的なNPCと出会うことを防ぎます。
これによりプレイヤーは街中で悪徳NPCの心配をする必要はなくなります!




「『裏切り者』が人間から受け入れられないのは当然なのですが、
 元人間であることから魔族の間でも孤立しがちな鼻つまみ者なのです。
 その分、戦闘力は並の魔族よりも高くなっていることがほとんどなので注意です!
 さすがに魔将クラスともなると『裏切り者』も配下にできるようなのですよ」



・フィルトウィズフォーチュン

「消失の日」以降、フィルトウィズの住民に備わった能力。
通常は略して「フォーチュン」と呼ばれる。
危機に陥った人間側の種族を助けるかのように不思議な力が働くが、その理由は不明。
フィルトウィズの住民にもこれに気づいているものはほとんどいなかったが、
徐々に「フォーチュン」の力を操ることのできる異能者も出現しつつある。


「満たされし幸運」の力により、エクスプローラーは辛うじて
魔族の大侵攻に対する防衛が可能になった。これは一体誰の意思なのか・・・?
フィルトウィズでは人間と魔族の片方が滅びないよう誰かが「調整」している?




・新しき星

「消失の日」の後ほどなくして、フィルトウィズのはるか上空に出現した青い星。
到達すれば望むもの全てが手に入る、などと噂されるが真偽は不明。
多くのエクスプローラーがこの星に至ることを目指して旅立ったが、
いまだそこに何があるのかは不明のままである。

「新しき星」・・・フィルトウィズの住民はそう呼んではいるが、
その外見は明らかに我々の知る「あの星」に酷似している。
・・・だが、あんなものを一体誰がなんのために?



「『新しき星』に至り、フィルトウィズに平和と繁栄をもたらすのが
 エクスプローラーにとっての最終目標だと言われることが多くなりましたが・・・
 本当にそんな都合の良い話があるのでしょうか?眉唾モノなのです」



(眉唾って狐に騙されないようにするものだけど、リーアが狐そのものなんじゃ・・・)

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